20キューブで水草水槽―考察
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<キューバ・パールグラス>
※1度綺麗に刈り揃えました。ヒゲ苔はこのキューバパールだけに付着してましたが、現在は勢いが止まり減少傾向。まだ完全に除去できてませんが、後はキューバパール生長に伴い無くなっていくのではと期待。
立ち上げ当初は苔(珪藻・ヒゲ苔)に悩まされていました。やはりこのクラス(水量7ℓ)だとスタートから安定させるのは難しい。対処としては、
①立ち上げ当初の毎日換水はもちろんのこと、その後も毎日は無理ですができるだけマメに少量(1/4程)の換水を行う
②手で除去できる苔は見つけたら早めに対応
③ろ過槽の掃除。使いまわしの外部フィルターなので、ろ材をとり出しいつもより少し強めに洗浄
④水草の生長を促し、水槽内のバランスを保つ
ま、普通です。特別な事はせず基本に忠実にって感じで。
<オーストラリア・ドワーフヒドロコティレ>
※先月半ばにばっさりトリミングしたのですが、既にトリミング前と同じボリュームに。オークロはほんと勢いづくと「爆殖」しますね。小型水槽だと上手くコントロールしないとこいつだけで水槽を占拠されちゃいそうです。
僕がメインで使っている30キューブ水槽は水量が3倍強あり、ろ過槽も外部フィルター+サブフィルターで構成。慣れもありますがまず苔で悩む事は無くなり、水の透明度もリセット後でも早い段階から綺麗な状態が保てるようになりました。安定さえしてしまえば週1回のメンテ(換水・掃除・トリミング)で維持していけます。
20キューブも7ℓという水量を考えると、ろ過槽(テトラAX-30)の大きさは十分かなっと思います。但しそれだけじゃ安定につながらないのが水草水槽の難しいところ。換水頻度・水流・生体の数・餌の量と全体のバランスをいかに保つか?言葉すると簡単なんですが、実践するのは難しい・・・。
それで今回のレイアウトで凄く実感したのは、バランスを保つ上で水草の果たす効果。しっかり底床に根をはり生長速度を速めてきた水草は、水槽内の過剰な栄養分を吸い取り、盛んに光合成を行い、水を綺麗にしてくれます。特に水量の少ない水槽になると、この水草による浄化作用が凄く効いてきますね。今回の20キューブで水の透明度が増し、目に見えて安定してきたなーっと実感できたのは、水草の生長具合と比例してますから。
<インディアン・クラススラ >
※まだまだボリューム不足ですが、しっかり殖えてきています。根本の方見てもらえばわかりますが、新芽がたくさん展開中。
A,環境は贅沢に。外部ろ過・CO2の添加はもちろん、照明も光の要求量が多い水草にあわせて。光量は多すぎては害(苔の発生)がありそうだが、少ない(水草が育たない)よりは絶対良いので。
B,安定期に入るまでは、換水・換水・換水!理想は1/4~1/5程で良いので毎日行う。毎日が無理なら2日1回はこなしていく。大変と思う方もいるでしょうが、なんてたって水量が少ないですから、作業時間は5~10分程度ですよ。
C,水流をなるべく弱める。これは意外と重要。水流が強すぎるとヒゲ苔の発生確率は上がります。小型水槽の場合淀む事を心配する必要はないので、できうる限り水流を弱めましょう。
D,最初から水草は多めに植栽。「水草の浄化作用」を利用するためには、スカスカに植えられた水草では役にたちません。
E,生体は少なめ目。多数いれてしまうと餌の量が増え排泄物も多くなり、栄養過剰の原因となるので。3cm以下(ボララスなど)で5~8匹、5cm程度(カラシンなど)で3~5匹。設備によっても変わりますが、僕の感覚的にはこのくらいが妥当。
長々とりとめの無い内容ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
※うちの20キューブのスペックはこちらに記載してあります。